女性目線でボヘミアンラプソディーを見てみる。
今更ですが、ボヘミアンラプソディー見てみました。
『ママー!!』
というあれ。
妙に耳に残る中毒性のあるあの楽曲がBohemian Rhapsodyだったのかとやっと知った今日このごろ。
まず、主人公のフレディ・マーキュリーは出っ歯、インド人移民の子(映画の中ではパキ野郎どと言われてパキスタン人と間違われる)、まだまだ偏見も激しかった時代に、あの外見の人をボーカルに据えたのは、他のバンドメンバーが相当インテリジェンスであったが故だと思うんですよね(笑
容姿度外視で才能重視、売ろうとしてバンド組んでいるわけじゃなく、音楽そのものを楽しもうとしてバンドを組んでいるわけですね!
クイーンがどんどん売れていくにつれ、大きなツアーの話やアルバム作成の話など順調に売れっこ街道を進むのですが、その中で、主人公のフレディ・マーキュリーだけがいろいろ持て余して生活が大いに乱れていきます。(ゲイに目覚め、男性の愛人ができたのもこの頃)そして、多量の飲酒、麻薬、寄らば大樹の陰思考の悪い仲間たちが出来ていきます。 この辺ってやっぱりセットなんですかね。 お約束のような展開です。
そんな中、自分たちがビックネームになっていても自分の妻や子供たちを大切にし本来の生活を見失わないバンドの他のメンバー達はさすがです!/p>
よく知られている事ですが、ギターのブライアン・メイは大学院で宇宙工学を研究している博士で、ドラムのロジャー・テイラーは歯科医のたまご、ベースのジョン・ディーコンも電子系の大学を卒業しており機械関係に強かったんですね! 自分たちの偉業に盛り上がりつつもどこか達観したような印象のメンバーたちです。
フレディーがどんどん乗せられ王様になって、天狗になっていきますが、元恋人のメアリーや理解ある落ち着いたバンド仲間によって最後自分のあるべき様に落ち着けたのはよかったです。
変化していく生活の中でメアリーはずっとまとも。婚約者が変化してゲイであることも受け入れ、そこが彼女の強みでもあるのですが、フレディーを応援し続けます。彼女の顔がスクリーンに映るとほっとした気分になり癒されました。
お仲間って大事!/p>
そんなこと思った一作でした。
さて、一緒に見に行った 8歳の娘は、ゲイとエイズの意味がわからなかったらしく、その時点でストーリーの深遠は到底理解できないのですが、主人公のフレディの荒廃ぶりに終始心配そうな顔をしてスクリーンを見つめていました。
ヒゲの生えたおじさん同士のキスシーンのアップをIMAXのビックスクリーンで見るのは私には正直きつかったのですが、「外国人はお友達同士でも挨拶でキスするんだよ!」
まま知らないの?みたいな感じで言われ そこは大丈夫だったみたいです(笑